コラム

【連載第16回】
BID TREE®ワークショップ  まとめ

サンライトヒューマンTDMCでは、独自のメソッドであるビジネスインストラクショナルデザイン(BID)を用いて、人の行動変容につながる仕組みづくり、ヒトづくり、モノづくりをご支援しています。 BID TREE®は、企業内教育をデザインする最初のステップ、全体像を描くために活用するBIDのフレームです。9つのボックスを埋めていくことで、企業内教育の「なぜ?」「なにをする?」「どうやって?」「いつ?」「誰が?」が見えてきます。 本連載では、BID TREE®の活用方法をお伝えしていきます。

本連載について

1

本ケースの前提

教育担当者の佐藤さんの事例を見ながら、BID TREE®の大枠を学びましょう。

佐藤さんの事例

  • 総合商社の教育担当になって2年目の佐藤さん
  • 毎年行っている3年目営業研修に対して、「このままでいいのだろうか」と疑問を持っている
  • 若手からは、同期会も兼ねていて楽しい研修だと、満足度は高い
  • 現場からは、研修と実践の場がつながっていないという反応
  • 来年は、もっと効果的な研修としていきたい

佐藤さんをご自身に置き換えて、考えてみてください。

2

BeforeとAfter

前回までは、3つのSTEPでBID TREE®ワークショップを進めてきました。

 

STEP1
9つのボックスを埋めて現状を洗い出しました。

BID TREE® STEP1

STEP2
記入したBID TREE®を眺めて、改善点を見つけ出しました。

BID TREE® STEP2

STEP3
改善プランを上書きしました。

BID TREE® STEP3

 

では、ここでBID TREE®のBeforeとAfterを見比べてみましょう。

 

Before

 

After

 

改めてどのような感想を持ちますか?

 これまでも自分なりには考えてやってきたつもりでしたが、こうして全体像を見渡して設計し直すと、見えてこなかった課題が浮き彫りになりましたね。
やはり、上司の影響力が大きいというのが率直な感想です。

そうですね。現場での実践と研修をつなげていくために、企画する人の準備や、部署をまたいでのネゴシエーション・巻き込みなど、うまくプロジェクトをマネジメントしていきたいですね。

 はい。より効果的な研修を展開するためにもBIDの観点をもっと学びたくなりました。

 

3

BID TREE®

BID TREE®ワークショップで、鳥の目をもって俯瞰することで、これまで見えてこなかった課題が浮き彫りにすることができることをお分かりいただけましたでしょうか。

・「そもそも、その研修が必要なのか?」という「Why」の部分がきちんと詰めきれていない。
・毎年実施している前年踏襲型の研修が今のニーズとはずれてしまっている。
・現場(受講者の上司や先輩)を巻き込めていない。
・研修の評価基準があいまい。
・ゴールが漠然としている。

しかしながら、これらの課題を企業内教育のご担当者様一人で解決していくことは困難です。ぜひ、悩みを一人で抱えず、人材教育を考える仲間とワイワイとBID TREE®を埋めながら、研修をデザインし、見えてきた課題を解決していってください。

BID TREE®を使いこなすことができれば、揺るがない教育デザインができあがります。たとえ、経営層に「本当に研修が必要なの?」と問われたとしても、「もちろんです!」と自信を持って根拠を説明できるだけの設計がなされたことになります。

BID TREE®が、悩んでいる企業内教育のご担当者様の解決のヒントとなりますように。

 


◀◀【連載第15回】 BID TREE®ワークショップ  STEP3 Q9’ スケジュールの再考


著書

 

4

経営戦略、人材戦略、教育研修戦略をつなぐ、BID TREEの考え方

VUCAの時代、「人的資本経営元年」と言われる2022年。

 人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。経産省からは「人材版伊藤レポート」が公表され、経営戦略と人材戦略を紐づけることが求められるようになりました。これは、教育研修担当部門の皆さまにとっては、経営戦略から人材戦略、人材戦略から教育研修戦略という一貫した流れの中で、教育研修を立案し、実行していく必要が一層高まっていることを意味します。

では、具体的にどのようにすればよいのでしょうか。

そんな時に有用なのがBID TREEの考え方です。

BID TREE®の構成

BID TREE®の構成

BID TREEのHPIゾーンでは、経営戦略等の上位戦略を踏まえて目指すパフォーマンスを設定し、GAP分析を行って課題と解決策を明らかにします。上位戦略を意識したHPI視点は、教育研修の分析・設計において最初に持つべき視点です。

IDゾーンでは、HPI的課題への対応も含む教育研修のロードマップへと落とし込んでいきます。

PMゾーンでは、HPIからIDまで、教育の一連のプロセスや関わる人をマネジメントしていくことを示しています。

もし、BID TREEを活用する際に「経営戦略や人材戦略がないからゴールの設計ができない」「教育研修とは別のルートで解決すべき問題がある」ということがわかったのであれば、経営戦略を立てる経営者や、人材戦略を立てる人事部門に問題提起をしなくてはなりません。HPIゾーンでの分析が、皆さんの問題提起の根拠になるはずです。

そのように考えると、BID TREE は、人的資本経営や人材戦略としっかり紐づけて、戦略的に自組織の教育を考える視点そのものということができるかもしれません。

現場を知っている教育研修担当部門の皆さまが、今から動いていくことで、強い組織を作ることができるはずです。ぜひ、BID TREEをご活用ください。

5

BID TREE®ワークショップを開催したい!と思ったら

現在、本ワークショップは、お客様のニーズやテーマに合わせてオンサイト型で実施いたしております。

  • 教育設計、何から着手したらよいかわからない
  • 来年度の教育計画を検討したい
  • 教育部門の共通言語となるフレームやフォーマットが欲しい
  • トレーナーのスキルアップのために、部内の勉強会として開催したい

 

本ワークショップを通して、「教育」を見える化することが可能になります。

現状を客観的に見渡せる
もやもやの原因がどこにあるのかわかる
変えるためのポイントを特定できる

 

 

体験いただいたお客様の声

  • 自分の教育設計の正しい点や課題が明確になりました。(製薬企業/プロダクトグループ)
  • 自分で実際に手を動かしてみることで今後考えるべきことがクリアになりました。(ハウスメーカー/事業部教育担当者)
  • 頭で考えるだけでなく、実際に手を動かしてBIDを体験できたことが良かった。(製薬企業/事業部門教育担当者)
  • BIDTREE®シートに付箋を埋めて可視化すると気づきも生まれやすかったです。(人材紹介企業/執行役員)

参加人数や開催時間もご要望に応じてアレンジ可能です。
詳細につきましてはお問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。

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