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サンライトヒューマンTDMCが開催しているBID講座(ビジネスID講座)は、ワークショップ形式でBIDを楽しく学ぶ実践型オンライン講座です。本コンテンツは、BID講座が気になっているけれど、もう少し詳しい内容を知ってから受講を検討したいという方に向けて、講座に潜入し、開催の様子をレポートします。
まず、講座の全体像をご紹介します。
BID講座は、月に1回、3日間のオンライン研修と、その期間中のeラーニングによる個人学習によって構成されています。
そして、課題やレポートを提出して、一定の基準をみたすと、企業内教育の専門家としての証である「ビジネスID expert」に認定されるという流れです。
この講座では、インプットだけでなく、実際に実務に即した研修をデザイン(アウトプット)することで、「わかる」に留まらず「できる!」状態まで到達することを目指しているそうです。
2022年9月時点で448名の方が修了・「ビジネスID expert」認定されております。
※BIDとは、戦略的に研修効果を高めるための設計理論であるIDにHPIとPMを加えたサンライトヒューマンTDMCのオリジナルメソッド。BIDを学ぶことで、育成施策の効果・効率・魅力を最大化し、ゴール達成までの期間短縮や、達成確実性の向上を可能にします。
HPI:Human Performance Improvement
ID:Intructional Design
PM:Project Management
Day1では、人材育成に必要な理論を総合的に学びました。
まずは、1人1分の持ち時間で自己紹介タイム。あらかじめスケッチブックに用意した手書きの自己紹介用紙を共有しながら自己紹介をしていきます。この講座ではペアワークやグループワーク、プレゼンテーションなどのさまざまなアクティビティが用意されていて、参加者同士が打ち解けるとその後の学びが深まるのだとか。同期メンバーと情報交換や交流が続いている方も多いそうです。
続いて、グループに分かれて、事前課題の理解や過去の人材育成にまつわる経験などを共有していきました。グループワークでディスカッションが活性化し、課題や学びたい点が明確化したところで、ポイントとなるIDやBIDの定義や基本となる理論を学びます。
2人のファシリテーターの方が笑顔でサポートくださり、温かい雰囲気で学ぶことができました。
ちなみに、人材育成初心者でも安心して学ぶことができる構成でした。もちろん経験者は、理論と自分の経験に結びつけ、より効果的に学ぶことができそうです。
◆どんな教材を使っているの?◆
参加者にはこのような学習キット(テキスト、スケッチ、書籍)が届きます。オンライン講座ではありますが、アナログで手を動かしながら思考を深めるということも大切にしているそうです。
Day1ではさまざまな理論を学びましたが、みなさんにも知って欲しい代表的な理論を1つご紹介します。
ID基本用語の理解 メリルのID第一原理とは
この講座は企業内教育をテーマにしているため、アダルトラーニングの視点を重要視していました。トレーナーが教えるのではなく、受講者に自律的な学びを促すためには、どんな理論が適しているのか? どのような環境をデザインすべきか? ということを考えました。このメリルのID第一原理も、効果的な学習環境を実現するための5つの要素を提唱する、受講者の自律的な学びを促す理論です。
基本的なインストラクショナルデザインの理論をインプットした後は、自分の実務に即した研修を設計していくプロセスに入ります。研修設計の軸となる、研修のゴールや評価の設計からスタート。自分の事例で各ゴールを検討したのち、講師のフィードバックを受けつつ、他者の事例からも学びを深めていきました。
ゴールが設定できたら、すぐに研修の設計に入るのではなく、一度HPIの観点からGap分析を行うことも大きな気づきとなりました。課題の解決策は研修とは限らないことをワークを通して体感できました。その他の施策も考えた上で、改めて研修が必要となった場合に研修の設計に入るそうです。
研修を行う上でさまざまな武器を手に入れて、より効果・効率・魅力的な研修デザインができそうだなと思った1日でした。
※ ※ ※
Day1はこちらで終わりです。お疲れ様でした。
1か月後のDay2までの個人学習として、研修計画書を作成することにトライしていきます。このように、講座を通して企画を段階的に深めていくことができる建て付けになっているのだとか。
この日の参加者の感想はコチラ
この日は、最初にID理論が適応されたeラーニングコンテンツを視聴し、効果的・効率的・魅力的なコンテンツとはどのようなものか学びました。その後で、eラーニングコンテンツも活用した効果的なブレンディットラーニングとは?について考えました。
続けて、Day1でインプットした理論を活かして、この1か月をかけて作成した研修計画書をブラッシュアップしていきます。
まず、数名の参加者が研修計画書を紹介。作成途中で悩んだことに対してファシリテーターが「ここだけは押さえておきたい!」というポイントをフィードバックしてくれました。一方的に教えてもらうのではなく、自分の課題を明確にした上で、サポートしてもらうという進め方なので、”自ら学ぶ” ”主体的な学び”の重要性を改めて考えさせられ、これまで教えすぎていたかな…とやや反省しました。
▶︎お悩み解決フィードバック
この日は、こんな会話が繰り広げられていました。
その後の参加者同士の学び合いもよかったです。お互いの研修計画書を見せながらポイントを確認し合います。他者に質問やアドバイスをすることが、BIDの理解を深め、知識の定着につながるそうです。「他者に教える」ということが最も記憶を定着させる手段なのだそうです。
午前中のeラーニングのコンテンツ分析や午後の設計のワークを通して、IDの視点で研修設計を見るということの目利きが少しできた感じがします。会社のeラーニングコンテンツがID的にいい動画か?自分が過去受講した研修はID的にイケていたか?など、世の中の研修やコンテンツを自然と分析してしまう自分がいました(笑)
※ ※ ※
Day2はこちらで終わりです。お疲れ様でした。
1か月後のDay3までの個人学習として、より詳細な教育企画書を作成し、プレゼンテーションの準備をします。
◆教育企画書のフォーマットのヒミツ◆
講座で使用した教育企画書のフォーマットは、BIDの理論が埋め込まれています。BIDを学んだ上で、このフォーマットに則って研修を企画することで、効果・効率・魅力的な研修をデザインすることができるそうです。
最終日は、全員が、教育企画書についてプレゼンテーションを行いました。
講師だけでなく、参加者からもフィードバックをもらいます。BIDを本格的に学び始めて3ヶ月以上経っていることもあり、参加者からのフィードバックもポイントをついたものばかりでした。もうここまで来るとBID用語は共通言語として使いこなされていると言えそうです。
一気に10名程度の事例を学ぶ貴重な機会。自分で設計しているときは、「これでいいのかな」と不安だったり、しっくりきていなかったりした点があっても、講師からのフィードバックや、他者の事例を客観的に見ることで、「なるほど! こうすればいいのか〜」腹落ちします。このように実際にやってみて、他の事例も見て、フィードバックをして、自分もフィードバックを受けてというサイクルを回しながら、現場で「できる」レベルまで引き上げてくれました。
研修は企画して終わりではありません。企画したものを動かすために社内外のメンバーを巻き込んで、プロジェクトをマネジメントしていかなくてはなりません。続けて、人の巻き込み方などのPMの理論もあわせて学びました。教育でPM??と思いましたが、スムーズに実施するためには必要なスキルだなと思い、もう少しPMの学びを深めたいと思いました。
▶︎このような形でオンライン講座を運営しています。
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Day3はこちらで終わりです。お疲れ様でした。
もうひといき、最終課題にチャレンジ。もう一度教育企画書を見直して、あとは3か月の学びを踏まえて、どう職場で実践したいかをレポーティングしました。
その後、講師が個人ごとにIDのスキルが身に付いたかどうかの個人カルテを作成して下さり、「ビジネスID expert」として認定をもらうことができました!
無事に認定されるかどうか不安でしたが、認定証が手元に届いた時にはほっとしました!
ご参加者の感想もご紹介。
直近に迫った研修テーマで、企画プレゼンしました。その後、経営陣へのプレゼンも上手くいき、現場の上長からも喜ばれる研修ができました。
個々の研修プログラム設計が自分の仕事だと思っていましたが、上長を巻き込み現場で育成すること等も含めて、育成のグランドデザインを描き実行することが自分の仕事だと気づきました
オンライン環境でも効果的で、全く飽きないようにデザインされた講座だと思いました。この、講座の設計やファシリテーターのふるまいそのものも勉強になりました。
他業界や他業種の方と一緒に学ぶことで、視野が広がり、多くの気づきがありました。一方で、人財育成の課題は共通点があり、ディスカッションの時間が大変有意義でした。
また、過去のご参加者インタビューはこちらからご覧ください。
【ビジネスID講座 修了生インタビュー】300番目のビジネスID expert
【ビジネスID講座 修了生インタビュー】400番目のビジネスID expert
BID講座がどのような講座か少しイメージしていただけましたでしょうか。
BID講座は、こんなお悩みをお抱えの方にお勧めです。
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