イベントレポート

BIDによる教え方改革2022・秋物語
~創立15周年スペシャルバージョン~

2022年11月11日(金)に「BIDによる教え方改革2022・秋物語」を開催しました。創立15周年スペシャルバージョンとして神田明神ホールにて開催した今年の秋物語の様子をダイジェストでご紹介します。

3年ぶりの対面開催

SLH創立15周年の記念事業でもある本年の秋物語は、3年ぶりにご参加者様にお集まりいただき、神田明神ホールにて開催しました。

ここ2年間はオンラインで開催していた物語シリーズ。感染対策の一環として70名様限定でのご案内でしたが、久しぶりに直接お会いできた方、オンラインのみでお会いしていた方など多くの方にお越しいただき、スタッフは改めて「対面」の喜びをかみしめることができました。

2022年のテーマ

経営戦略と人財育成をつなぐ!

今年の秋物語のテーマは

経営戦略と人財育成をつなぐ! ~真のパフォーマンス向上とは?~

でした。

人的資本経営の視点で考えると、組織全体が活性化するためには、働く従業員の“パフォーマンス”が発揮されることが大切だとSLHは考えています。
従来の秋物語では効果的な研修を設計するための考え方である「ID」を中心に事例等を取り上げてきましたが、今年は一段目線を上げて、「HPI」と「ID」「PM」のつながりにフォーカスし、ご登壇者様、ご参加者様、SLHスタッフ全員で、経営戦略と人財育成の紐づけについて考えました。

プログラム

プログラムダイジェスト

オープニング

オープニングムービーで幕を開けた秋物語。
冒頭では弊社代表取締役の森田晃子より皆様へご挨拶させていただくと共に、SLHの15年の歴史を振り返りつつ、「“魔法”の人財教育には、KKD(=勘と経験と度胸)BIDのメソッド(=科学)をプラスするだけでなく、教育担当者の社員への愛情、社員をパワフルにしたいという価値観・情熱(=物語)が欠かせない」というお話をさせていただきました。

その後、今回のテーマ「経営戦略と人財育成をつなぐ!」を改めて掲げ、参加者の皆様に「自社の組織では、経営戦略と人財育成はつながっていると思いますか?」というQRコードを活用した即時アンケートによるセルフアセスメントを行っていただきました。

トークセッションⅠ

最初に、インストラクショナルデザインの第一人者である熊本大学大学院の鈴木克明先生より人財開発バリューチェーンの考え方人財育成担当者が意識すべきポイントについて、お話しいただきました。

その後、鈴木先生と弊社森田、野添の3人で「人財育成が経営戦略に真の意味でつながるには」をテーマに、トークを繰り広げました。研修を職場のパフォーマンスにつなげるには? 職場の社員が自ら学ぶには? 上長の役割は? などがトークのポイントになりました。

ケーススタディ

株式会社ジェイエア様より、客室乗務員(CA)のスキル向上・マインドセットを行うために、訓練・審査・現場での育成体系を一気通貫して「進化」させた事例をお話いただきました。

その後、ご参加者様同士のグループディスカッションで、事例を通じた気付きや学びを語り合っていただきました。

ご参加者様からご登壇者様に対しては、

「目的は訓練を変えることではなく、企業理念を実現するためというお話にハッとしました」
「トレーナーコンピテンシーの設定が印象に残りました。ゴールを明確にすることの重要性を、あらためて認識しました」
「トレーナーとトレーニーとの関係性が素晴らしいと感じました」

といった、多くのメッセージが寄せられました。

ポスターセッション

BIDの考え方を企業内教育に取り入れられている、3社の企業様の事例を通じた学び合いの時間。
最初に3社の企業様より自社のお取り組みについて、全体発表していただきました。

【全体発表概要】
① 全日本空輸株式会社様
パイロット訓練におけるCBTAプログラムの導入、副操縦士任用課程への新たな訓練導入についてご発表いただきました。
パイロットの世界でもノンテクニカルスキルが重要視されている中、これまで講義中心で行われていた研修を、受講者主体のアダルトラーニングの視点で再設計された事例でした。

※CBTAプログラム:コンピテンシー・ベースド・トレーニング&アセスメントプログラム

参考記事:「ビジネスID講座 修了生インタビュー【後編】~全日本空輸株式会社様~」より、パート1「反転学習と振返りにより受講者の参画度と理解度を高める」

 

② 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー様
事業戦略でもあるDX人財の育成についてお取り組み中の事例をご発表いただきました。
上位戦略を捉えてGap分析をしっかり行った上で、中長期的なロードマップを丁寧に描かれ、その上で個々の研修を緻密に設計されている事例でした。

参考記事:「【ビジネスID講座 修了生インタビュー】400番目のビジネスID expert

 

③ AGC株式会社様
若手製造技術者への経験・成長機会の創出と、その成長を促すことができる上司の指導力強化についてご発表いただいたのち、他事業部への横展開についてもご発表いただきました。
ワークプレイスラーニングに軸を置いた学習環境の構築、そのために網羅的に行われたパフォーマンスGap分析、そして抽出された課題をプロジェクトとして徹底的に回された事例でした。

 

【質疑応答パート】
全体発表後は、6つのポスターエリアに分かれて(3社×2カ所)、質疑応答を行いました。BID TREE®のフレームに充てたポスターを見ながら、IDだけでなく、HPIやPMの部分での工夫などを直接質問しつつ、ご発表企業様からは全体発表では聞けなかったご苦労されたエピソードなども飛び出し、盛り上がりを見せていました。

トークセッションⅡ

ビジネスID講座の修了生でもある、株式会社JALサンライトの代表取締役社長 城田様をお迎えし、弊社森田、野添の3人で「人財育成と経営的視点をつなぐ」をテーマに、トークを繰り広げました。

経営者というお立場だからこそのお話には大変説得力があり、ご参加の皆さまも何度も大きくうなずかれていました。

 

 

クロージング

鈴木先生より、次のような総括コメントを頂きました。

●本日はたくさんの事例が出てきたが、人財開発バリューチェーンを確認しながら、個々のエピソードがチェーンのどこに該当するのか、人財育成と経営がどのように繋がっているか是非振り返って欲しい。

●アートと違ってデザインは相手のためにやるものである。研修も教育担当者がやりたいことではなく、受講者にどのように変わって欲しいか、会社のために何ができるかという、まさに相手のために実施するもの。人財開発バリューチェーンの起点がHRである意味は大きい。

最後に、弊社代表森田よりクロージングメッセージを発信させていただきました。

●現場でより良い人財が育っていくためにも、ここにいる皆様と私たちは“人財育成のプロフェッショナル”でありたいと、改めて思えた日だった。

●「経営戦略と人財育成の紐づけ」というテーマは、もしかすると一生答えが見つからないような、難しい問いかもしれない。だからこそ、私たちも日々精進し、今後も精一杯ご支援していきたいと思う。

あとがき

本会の最後に、ご登壇者様、ご参加者様、SLHスタッフ全員で写真撮影を行って、2022年の秋物語を終了しました。秋晴れの気持ち良い天候の中、神田明神ホールにマスク越しの笑顔が溢れた1日になりました。

ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

来年も物語シリーズで笑顔でお会いできることを楽しみにしています!

関連記事

詳細検索

キーワードで探す

人気の記事

優秀な人材を育てる「研修計画書(ミクロデザイン)」の概要

社員を「自ら考えて育つ人材」に…
「インストラクショナルデザイン(ID)」とは?
【連載 第11回】優秀な人材を育てる「研修計画書(ミクロデザイン)」の概要

【元教育部長ハヤカワの本音】Off-JTとOJTの現状を確認しませんか?

【元教育部長ハヤカワの本音】
Off-JTとOJTの現状を確認しませんか?

次回開催に生かすための「研修アンケート」の使い方

社員を「自ら考えて育つ人材」に…
「インストラクショナルデザイン(ID)」とは?
【連載 第24回】次回開催に生かすための「研修アンケート」の使い方

【ワークプレイスラーニングを考える】第3回 成長実感は未来につながるか

【ワークプレイスラーニングを考える】
第3回 成長実感は未来につながるか

ARCSモデルとは

ARCSモデルとは

公式SNSで最新情報配信中

facebook youtube
close

LABO 記事検索

カテゴリー

視点

テーマ

タグ

おすすめの記事

close
無料ダウンロード

無料ダウンロード

企業内教育に
活用できる
フレーム配布中