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企業内教育を実施する際には、どのようなプロセスで進めていけばよいのでしょうか?
IDでは、ADDIE(アディー)というサイクルを回しながら、評価をして、改善をして、より良い成果を出していくということを求めています。
ADDIEとは、分析(Analysis)・設計(Design)・開発(Development)・実施(Implementation)・評価(Evaluation)の頭文字をとったものです。
ADDIEの実施内容
重要なのは、教育をやりっぱなしにしないということです。「研修をして終わり」では、本当に伸びているのかどうかがわかりません。
ADDIEの意味がよくわからない方でも、「PDCAサイクルを回す」という表現であれば腑に落ちるでしょう。ADDIEはPDCAをIDに当てはめたものと考えると捉えやすくなります。
ビジネスの世界では当たり前に意識されているPDCAサイクルですが、教育の世界ではそこまで意識されていません。特に、分析、設計、評価のフェーズが欠けているといわれています。
教育がうまくいっているかどうかを確かめるには、先に目標を明確にし、適宜評価をしながら、必要に応じて改善をしていくことが欠かせないのです。
大きなADDIEと小さなADDIE
ADDIEを高速で回転させることで、より効果的・効率的で魅力的な人材教育にレベルアップしていくことができます。
また、ADDIEモデルは大きく1周ずつしか回らないというイメージがあるかもしれません。しかし、素早く小さくクルクルと何回も回転させていくことがお勧めです。
「人材教育全体」をADDIEに当てはめてサイクルを回すとなると、1回転するまでに1年以上かかってしまいます。ですが、「1つの研修の1つのコンテンツ作成」や「パイロットで研修を実施する」といった小さい単位に区切って、ADDIEを回せば短期間で1回転することができるのです。このような小さなADDIEサイクルを「Rapid ADDIE」といいます。
真面目で慎重な人ほど、企画を自分の中で100点になるまで作り込もうとします。そして、提出した後に実は方向性が違い、大幅な修正を求められるということも多いようです。手戻りが多いとそれだけで業務が滞ってしまいます。
30点でも良いので早めに提出し、方向性をすり合わせながら修正していく方が、結果的に時間がかかりませんし、本人の成長も早まります。
つまり、ADDIEをじっくり回そうとするよりも、高速で何回転もさせ、大きなADDIEを状況に合わせて改善していく方が教育の設計にはふさわしいのです。
これまでADDIEモデルの考え方になじみがなかったという方は、これをきっかけにぜひマスターしてください。
ADDIEモデルを回された事例もあわせてご覧ください。
◆日本航空株式会社様
客室乗務員ブラッシュアップ教育をオンライン化された事例です。
こちらからお読みください。
◆中外製薬株式会社様
本社×全国7支店トレーナーの連携による新人研修の事例です。
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◆ノボ ノルディスク ファーマ株式会社様
ゼロベースで新入社員導入研修を改革された事例です。
こちらからお読みください。
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