コラム

集合研修のeラーニング化 
~重要度が増すインストラクショナルデザイン~

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止策として、企業内でも集合研修の延期や、オンライン化、eラーニングの導入等の対応が求められています。なかには、どのように進めるべきか迷っていらっしゃる企業教育担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

講義を録画して配信したらeラーニング完成?

集合研修で行うレクチャーを録画して配信したら、eラーニングと呼べるでしょうか? 「eラーニングとは、情報技術を用いて行う学習や学びのことである」(Wikipediaより)という定義からすると、eラーニングと呼べるかもしれません。
しかし、企業教育では「レクチャーを視聴できる状態を作っただけ」では、教えたい情報を伝えることはできても、対象者に「学んだ知識を使える」「できるようになる」というレベルにまで到達させるのは難しいです。結果として、ビジネスにおける成果にはつながりにくい研修となってしまうでしょう。

eラーニング化にはインストラクショナルデザインが必要不可欠

では、対象者に「学んだ知識を使える」「できるようになる」というレベルに到達してもらうにはどうしたらよいのでしょうか?
スキル修得を目指すeラーニングの開発におけるポイントは3つあります。
 1つ目は、何を学習目標として、それを対象者にどう伝えるのか。
 2つ目は、どのように練習(実践)の機会を作るのか。
 3つ目は、できるようになったかどうかをどのように評価するのか。
出口と入口のギャップを埋める教育戦略であるインストラクショナルデザインを学ぶことで、これらのポイントを押さえることができます。研修設計者や講師にとってeラーニングの開発が難しいのは、インストラクショナルデザインの重要性が増すためです。
また、集合研修では当日の受講者の知識レベルや興味関心の方向に応じて臨機応変に目標をチューニングしたり、アプローチ方法を変更したりできますが、eラーニングは受講者が学習をスタートする前に設計と開発を完了させなくてはならないことも実現の難しさの1つです。

eラーニング化には本来どういう体制が必要?

MOOC(Massive Open Online Courses:大規模公開オンライン講座)と呼ばれるオンライン講座を数多く提供する欧米の大学では、学問領域の専門家である教授の他に、教育設計のプロであるインストラクショナルデザイナーやコンテンツクリエイター等のスペシャリストがチームを組み、コンテンツ開発をするのが一般的です。また、企業内においても同じような体制が組まれているといわれています(スタンフォード大学では、30名ほどの専門家が所属する専門部隊があるそうです。)

社内のニーズにどうタイムリーに応えるか?

とはいえ、そういった体制を自社内に構築するのは難易度が高いことです。また外部にアウトソースするにしても、インストラクショナルデザインに基づいた教育設計ができ、コンテンツ開発もできるベンダーさんを見つけるには時間も労力もかかります。
研修で解決したい課題のテーマや内容によっては、自社でのコンテンツ開発ありきではなく、既に世の中にあるeラーニングコンテンツをうまく活用するという方法も有効です。既存のeラーニングコンテンツで解決できることとできないことを整理し、目標に達成するために足りないピースを作って補完するところからスタートするのもよいかもしれません。


eラーニングの開発や利用について、ご不明な点や、お困りの事などありましたら、お気軽にお問合せください。

弊社サービスご案内1

コンサルティング・ワークショップ

貴社の課題に合わせeラーニング化のご相談、eラーニングベンダー様選定やRFP作成代行等、弊社がファシリテーションを担当し、課題分析やアドバイス業務を担わせていただきます。
テーマやご予算に応じて、ワークショップの時間数や回数をご相談させていただきます。(例:3.0h×4回)         

eラーニングコンテンツ開発事例>
受講対象者(全国1万人以上)のeラーニングコンテンツ開発のご依頼をいただきました。プロジェクトとして以下3点を担わせていただきました。
1.
 研修ターゲットごとの分析(現状分析)
2.
 ゴール達成のための研修設計(グランドデザインとeラーニング詳細設計)
分析結果をもとに、各研修(対面/eラーニング)の設計を行う
3.
 設計に基づく、eラーニングコンテンツ開発
既存コンテンツを元に、最適化コンテンツをご納品

●プロジェクトの流れ●

弊社サービスご案内2

ADDIEアセスメント

貴社のeラーニングコンテンツや研修を拝見し、ADDIEモデルの分析・設計・開発・実施・評価の5つのフェーズごとにアセスメントさせていただき、より効果的、効率的、魅力的にさせるためのご提案させていただくサービス。

弊社サービスご案内3

ビジネスID講座

研修設計ご担当者様に効果的・効率的・魅力的な研修デザイン手法を学んでいただく全3日間の講座。

<ご活用例>
到達目標の設定方法や、それらを達成するための研修設計方法を学んでいただくことができます。講座では受講者の方が実際にご担当される実際の研修をテーマに研修企画書を作成いただきます。eラーニングやeラーニングを活用したブレンディッドラーニングについても、最新のトレンドを学んでいただいた上で、ご自身の教材設計に反映していただきます。

  • 第22期 2020/  7 / (),  7/10(),  9/10(木)
  • 第23期 2020/ 10 /15 (), 11/19(), 12/17()
  • 第24期 2021/ 1/21 (), 2/18(),  3/18()

各期定員10名。先着順ですので、お早目にお申込みください。
講座詳細  ビジネスID講座22期(7月開講)を募集しています!