コラム

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【連載 第18回】複数の学習形態を合体!? 「ブレンディッドラーニング」の概要

サンライトヒューマンTDMC代表の森田 晃子です。
前回は、集合研修をより効果的に行うことができる「反転学習」とは何かを説明しました。今回は、「ブレンディッドラーニング」という学習方法の概要を見ていきます。

森田 晃子(2019)『改訂版 魔法の人材教育』幻冬舎

教育手法を組み合わせ、研修効果を最大化する

WPL(ワークプレイスラーニング)と反転学習の考え方を理解されたところで、単発の集合研修だけでなく、さまざまな学習形態を組み合わせるブレンディッドラーニングについてご紹介します。

 ●ブレンディッドラーニング

ブレンディッドラーニングは、研修の効果を最大化するために、さまざまな教育手法(学習形態)を組み合わせた(ブレンドした)ものです。反転学習によるインプットの前出し、当日の研修によるワーク、現場でのアフターフォローなどを組み合わせることで、効果の最大化をはかります。

バランスのよい「森田ブレンド」がおすすめ

ここでは、私がお勧めする「森田ブレンド」をご紹介しておきます(以下の図表1を参照)。

[図表1]ブレンディッドラーニング(森田ブレンド)

また、森田ブレンド以外にもさまざまなブレンド方法がありますので、研修のゴールと現状、そして、限られた集合研修の時間をどう有効に活用するかという観点から、最適なブレンドを考えてみてください。それが、研修の方略の設計になります。以下の図表2の学習形態別パターンを参考にして下さい。

[図表2]学習形態別パターン

以上の考え方を学んだところで先ほど考えていた研修計画書(Before)をブラッシュアップ(After)して、より効果的・効率的な研修計画にしましょう。


◀◀魔法の人材教育【連載 第17回】集合研修の効果をアップする「反転学習」とは?

▶▶魔法の人材教育【連載 第19回】参加者を的確にゴールに導く「研修資料」の作り方①


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