反転学習とは、ひとことでいえば、「インプットの前出し」です。今までの人材教育は、学校教育の延長であり、集合研修の場でインプットをするという発想でした。対して、反転学習とは、動画や本などでインプットを前出しし、集合研修当日はインプットを済ませてきた状態でワークからスタートするというものです。
インプットにかかる時間は各人で異なりますし、自分のタイミングで学ぶことができるので、その方が効果的かつ効率的です。
ただし、この反転学習を成立させるには、企業人のひとりで学ぶ力(オンラインで学ぶコンピテンシー)が必要とされます。デジタル・ネイティブな若者であれば、ある程度できるでしょうが、そうでなければオンラインで効果的に学ぶためのオリエンテーションを別で組む必要があるでしょう。