コンサルティング事例

【研修&アドバイザリー事例】
国家公務員の皆様に
“ビジネス・インストラクショナルデザイン研修” を実施!

各府省庁の新任の教育研修担当者様向け 「ビジネス・インストラクショナルデザイン研修」 の実施概要と、ご受講者様および主催者様の声をお届けします!

サンライトヒューマンTDMCでは、国の行政機関に向けた人財育成の研修・アドバイザリーも行っています。
今回は、国家公務員の教育の一層の質向上を目指す人事院様の研修において、設計~ファシリテーションとアドバイザリー支援をさせていただきました。

1

研修の概要

【研修名】
ビジネス・インストラクショナルデザイン入門
~研修の効果を高める取組、研修転移について~

【主催】
人事院

【形式】
オンライン

【日程】
2日間:Day1(3時間)/インターバル(課題)/Day2(3時間)
※Day2は希望者のみ

【対象】
各府省庁の新任の教育研修担当者(国家公務員)

【講師】
森田晃子(代表取締役社長)
石津茉歩(ラーニングプロセスコンサルタント)

オンラインの研修講師

2

研修のゴールと構成

■目指すゴール

ビジネス・インストラクショナルデザイン(BID)の基本を理解し、自分の現場に応じた研修計画を立案できるようになる。

 

■研修の流れ

Day1:理論を学び、型を知る

レクチャーやディスカッションを通じて、BIDの型や活用方法を学習。
ケーススタディで、「出口」「入口」「実務での活用まで見通した方略」の3つの軸の重要性を実感する。

 

インターバル:実際の研修を設計する

個々のペースで、自身が担当する研修計画案を作成。
型と現場感が両立した「使える設計書」作りに挑戦する。

 

Day2:ブラッシュアップとフィードバック

※Day1のフォローアップ。手挙げ制で希望者のみ

各自が作成した研修計画案を題材として、BIDの型を実際に活用。
グループワークや講師からのフィードバックを通じて、理論の理解度、研修プランの完成度を高める。

 

図1 ビジネス・インストラクショナルデザインに基づく研修ロードマップ

インストラクショナルデザインによる研修ロードマップ

 

■お伝えしたBIDポイント

  • 「業務直結型」でデザインする ~業務への落とし込み方を明確に!
  • ゴールから逆算する ~3つのゴール ビジネスゴール・パフォーマンスゴール・トレーニングゴールの順で!
  • 複合的にパフォーマンスゴール達成を目指す ~研修・eラーニング、OJT、1on1などをブレンド!
  • 研修設計書テンプレートで型とスピードを両立させる

図2 研修の3つのゴールと方略

学びの出入口と学習方略を考える

 

図3 研修設計書テンプレート

※研修計画書テンプレートはこちらからダウンロード可能です。

3

本研修の成果と参加者の声

■参加者アンケート結果

【理解度評価(5段階)】
80%の参加者が「できた」「概ねできた」と回答(平均評価 4.14)

【業務活用度評価(5段階)】
90%以上の参加者が「大いに活用できる」「活用できる」と回答(平均評価 4.41)

 

■受講者様の声(一部抜粋)

  • ゴール設定が曖昧になっている研修がある。ゴールを明確にしたい。
  • 感覚的に企画していたところが大きかったので、学んだ理論のポイントをふまえ企画していきたい。
  • 実際の業務にすぐに活用できる、気づきの多い研修だった。自身が研修を企画する際も、今回のように “受けてよかった” “すぐに使える” 研修を意識したい。
  • 組織として考える場をつくり、組織に役立つ人材育成をやりたい。
  • 「なぜ研修をやるのか」を含めて、研修の入口・出口等の考え方を総合的に今後の研修に適用しようと考えている。

 

■主催者様の声

  • オンラインでも熱量が伝わる講義だった。
  • 実践的かつ本質的。新任向けとして大変役立つものだった。
  • 実際に携わる研修でワークを行うことが、理解を深める上で重要と感じた。
  • 異動が多い中、研修の意図や思いを設計書で引き継いでいけるのは組織にとって大きな価値。

※国家公務員は1~3年で異動ローテーションすることが多い

 

研修主催者と講師が笑っている

*編集後記*

研修当日、霞が関の建物に入り、緊張しながら乗ったエレベーターで最初に目に入ったのは、人事院のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)ポスターに書かれた「国民を幸せに」の言葉でした。どの府省庁の方々も“国民の生活”に直結する仕事をしているのだ、ということの重みをあらためて感じました。

国家公務員という立場で研修企画・実施を担う皆様は、慣習、限られた予算、短い異動サイクルなど、一般企業とはまた異なる多くの制約の中で活動されています。

そのような中でも、

「もっと良い研修にしたい」
「組織に役立つ育成を実現したい」

という強い想いを持つご受講者の皆様、事務局の皆様とご一緒できたことは、私たちにとって大きな喜びでした。

今回の研修では、「ゴール&評価デザイン」「業務・職場直結型設計」という考え方が特に重要なカギとなりました。この考え方が、各省庁の研修に浸透し、やがては“国民の皆様”の暮らしの向上に繋がっていくことを願ってやみません。

詳細検索

キーワードで探す

人気の記事

ID(インストラクショナルデザイン)とは

ID(インストラクショナルデザイン)とは

ビジネスID講座 修了生 インタビュー 【前編】~全日本空輸株式会社様~

ビジネスID講座 修了生 インタビュー 【前編】
~全日本空輸株式会社様~

【ワークプレイスラーニングを考える】第5回  未来に向けてどんな人財を目指すか

【ワークプレイスラーニングを考える】
第5回 未来に向けてどんな人財を目指すか

【元教育部長ハヤカワの本音】研修のゴールを適切に設定していますか?

【元教育部長ハヤカワの本音】
研修のゴールを適切に設定していますか?

【ビジネスID講座 修了生インタビュー】 #2 株式会社ベイシア 石田麻委子さま・宮原陵介さま

【ビジネスID講座 修了生インタビュー】
#2 株式会社ベイシア 石田麻委子さま・宮原陵介さま

公式SNSで最新情報配信中

facebook youtube
close

LABO 記事検索

カテゴリー

視点

テーマ

タグ

おすすめの記事

close
無料ダウンロード

無料ダウンロード

企業内教育に
活用できる
フレーム配布中