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サンライトヒューマンTDMC(以下、SLHと略します)は、2022年4月におかげさまで創立15周年を迎えました。ここまで「ビジネスに、インストラクショナルデザインを。」を合言葉に続けてこられましたのも、ひとえに皆様の変わらぬご支援によるものと心より感謝申し上げます。
これまでの15年を振り返ると、本当に様々なことがありました。多くのお客様との出会い、BIDという考え方の概念化、ビジネスID講座開講、書籍発売、直近ではコロナ禍でのコンサルティングやトレーニングのオンライン化、・・・などなど。嬉しかったことも苦しかったこともハプニングも、お客様に支えられ、メンバーが一丸となって、実に多くの経験をさせていただきました。
そんな私たちの15年間の軌跡から、いくつかの“物語”をSLHメンバーがリレー形式でお届けいたします。
連載第2回は、篠田梓よりBID講座のことをお伝えいたします。
「自社の教育の課題を解決したい!」「よりProfessionalを目指したい!」という教育担当者の想いに応えるべく、2015年4月にBID講座は開講いたしました。記念すべき第1期生は8名でスタートしました。年に4回開講していますが、2015年4月のスタート以来、一期も欠かすことなく開講できており、現在は第31期生(2022年10月期)がご受講中です。
20期(2020年1月期)までは、弊社の教室で定員10名の対面スタイルで開催しておりました。
コロナ禍に入ってからはオンラインの開催、講師も二人体制に切り替えましたが、社会的ニーズの高まりもあったことや、遠方からの受講がしやすくなったこともあり、定員を18名まで増やしましたが、毎期満員御礼で運営させていただいております!
また、2018年より航空業界に特化したBID講座《航空業界編》も開講し、2つの講座を併せて約500名の修了生を輩出させていただきました。
これまでご受講いただいた皆様ありがとうございました。
開講当初はここまで多くの方にご受講いただけると想像しておりませんでした。BIDexpert®認定者数が300名に近づいてきたときに、ここまで継続させていただいている感謝と、頑張られているお客様のお取組みをご紹介したい!という想いに至り、300番目と400番目の認定証は、その期のMVPの方に付与させていただくとともに、インタビューをさせていただいております!
★BIDexpert®認定300番目 小野薬品工業株式会社 城方様
https://www.slhtdmc.co.jp/labo/bid/bidexpert300/
★BIDexpert®認定400番目 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー 坂口様
私は2018年から講座の窓口、受講生のサポートを行わせていただきながら、インストラクショナルデザインやインストラクターに関する資格も取得し、実践を積み、オンライン開催になってからは森田と一緒にファシリテーターとしても関わらせていただいております。
私自身は、SLH入社前に企業内教育担当者として研修プランを考える仕事をしていたのですが、どうしたらいいか悩める日々で、そんな時に出会ったのがインストラクショナルデザインでした。
そんな自分自身の経験も踏まえて、受講者の皆様のお役に立ちたいという想いを持ってお届けしているというのが、私の強みでございます!
ファシリテーターを務めながら毎回感じることは、皆様とても前向きに熱心にご参加されているということです。「教育については学んだことがないから」と大変素直な気持ちでご受講され、質問やディスカッションに積極的にご参加される姿には、いつもこちらが刺激を頂きます。
Day1,2を経て、最終回の発表を終えると、「理論が腹落ちしました!」 「悩んでいた課題が解決されました!」という声があふれ、それと共に、「やりきったぞ!」という皆さんの自信に満ち溢れた笑顔を見ると、講座を開講していて良かったと心から思います。
濃密な学びの場をともにさせて頂いておりますので、修了後しばらく経ってからも、“●●さん、どうされているかな~”?とご受講者の顔を思い浮かべることがよくあります。久しぶりに情報交換でメールをやり取りさせて頂くときがあるのですが、「講座で設計した研修を実際にやってみました」「今こんなことに取り組んでいて、BIDが役立っています」というコメントをもらえる瞬間は、心から嬉しくなります。
講座を開講した当初は、「トレーナーとしての専門性を高めたい!」「まずは、わかりやすい研修を設計したい!」と、まずはご参加されるご本人の学びに関するお声をいただくことが多かったのですが、近年ではトレーニング部門に所属される方が全員BID講座を受講いただいている企業様も増えてきており、「BID講座が、社内の教育における“共通言語化”に役立っている!」というご意見も頂戴いたします。これは、7年間継続して開講してきた中での大きな変化と感じております。
実際にDay1の自己紹介パートででは、
「社内でBIDという言葉が飛び交っている」
「カークパトリック、メリル、ガニエなど当たり前のように周りが話すので、自分も早く知りたいと思って、受講が楽しみでした!」
というお言葉をよく耳にします。皆様の組織内でBIDが「共通言語化」され、ご活用いただけていることが伝わり、大変嬉しく思います。
こうした積み重ねの結果、教育部門として専門性を高め、会社の人材育成・開発をリードする部門になりたい!、教育部門のステータスをもっと向上させたい!という企業様も増えてこられているように感じます。
教育部門が社内の人財育成の課題を分析し、必要な施策を考えられるコンサルタントとしての役割が求められるようになった企業様も多く、【ID】のみならず、【HPI】や【PM】も考えていくことが重要となり、真の意味の「BID」を認知いただけるようになってきたと感じる機会が増えております。
近年は人的資本経営ということで、人財育成に対して求められる質感が高まるのではないかと思います。そういったニーズにお応えできるように、私自身もパワーアップして、皆様のご支援ができればと存じます。
(文責:篠田 梓)
2017年の入社以来、ビジネスID講座に関わっている梓さん。講座サポートから始まり、オンラインBID講座の設計、ファシリテーター、卒業生へのインタビューと、どんどんパワーアップしている姿はまさに全力疾走するチーター(動物占い)!SLHのみんなの元気の源です。
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