タグで探す
注目キーワード
コラム
サンライトヒューマンTDMC(以下、SLHと略します)は、2022年4月におかげさまで創立15周年を迎えました。ここまで「ビジネスに、インストラクショナルデザインを。」を合言葉に続けてこられましたのも、ひとえに皆様の変わらぬご支援によるものと心より感謝申し上げます。
これまでの15年を振り返ると、本当に様々なことがありました。多くのお客様との出会い、BIDという考え方の概念化、ビジネスID講座開講、書籍発売、直近ではコロナ禍でのコンサルティングやトレーニングのオンライン化、・・・などなど。嬉しかったことも苦しかったこともハプニングも、お客様に支えられ、メンバーが一丸となって、実に多くの経験をさせていただきました。
そんな私たちの15年間の軌跡から、いくつかの“物語”をSLHメンバーがリレー形式でお届けいたします。
連載第3回は、野添晃司より書籍のことをお伝えいたします。
当社の代表森田は、この15年間で2冊の書籍を執筆している。多くの方に手に取っていただいた『魔法の人材教育』と『ビジネス インストラクショナルデザイン』だ。書籍がどのようにして世に生み出されたのか、その時の私から見えていた森田の様子などを少しだけお伝えしようと思う。
2016年は代表の森田が、株式会社サンライトヒューマンの創業10年目を迎える年。森田が一人で立ち上げた会社も、メンバーも増え、様々なコンサルティングやトレーニング業務を請け負うようになってきていた。ビジネスID講座も立ち上げて1年半が経った頃でもある。「IDの考えを現場に浸透していくにはどうしていけば良いか?」「教育設計段階でどのように組み込むか?」など様々な課題を感じていた年だった。そのような中で、「企業内でお仕事されている教育担当者の皆さんに、もっともっとIDを身近に感じてもらえるような入門書を書いてみよう。10周年でもあるし」という森田の思いに端を発して進んだように記憶している。書籍という形で情報発信をしていくことに多少のハードルはあったように思うが、森田と話をしていたある瞬間、森田が腹を括った様子となったことを覚えている。それからは、とにかく初めてづくしで、サポートしかしていない私でも本当に大変だった。
本を世に出すなんていうのは初めてのことで、右も左もわからず、大量の情報を論理的に構成して文章表現していき、それらをチェックして!修正して!というものすごい思考量と作業量。いやー、確か何度か夜なべしたなあ。(作者は私ではないので、森田さんは数段大変だったと思うが・・・)
こんな感じで世に出た一冊目の『魔法の人材教育』は、読んだ方にはわかりやすいと評判になり、様々なシーンで教科書的に使用もしており、まだまだ現役だ。
ちなみに、この時にレゾンクリエイト社のお二人と運命的な出会いがあった。お二人がライティングをサポートしてくれたからこそ、世に送り出すことができ、この出会いが2冊目の本につながっている。
次に2冊目の本だが、これは2019年発売。IDだけでなく、HPIとPMを融合した「Business Instructional Design®」いう枠組みを創造して世に出した本だ。BID TREE®もこの時に生まれた枠組みだ。暖かい島に森田とレゾンクリエイトのお二人で合宿をして、見える化して帰ってきた。残念ながら仕事の関係で私は島には行けなかったが・・・。気持ちをオープンにして思考を発散させていく!やっぱり、大切ですね。
HPIとPMの部分などは多少お手伝いしたが、詰めの部分では、なんと私が体調を崩し1か月近く仕事から遠ざかった時期と重なり、サポートができなかった。「ごめんなさい」と思ったことは良く覚えている。病院のベッドで確かゲラを読んでいたような・・。
2冊の本を森田が出したことはビジネスシーンにおいてIDを身近に知ってもらう、取り入れてもらうという意味合いで大変価値の高かったことだと改めて思う。そのサポートができたことは自分も大変勉強になったし、嬉しく思う。
これら2冊に続き、森田が第3弾の書籍を来年2月頃の発売予定で動いている。企業内の教育や育成にかかわる皆様へわかりやすくお伝えできる内容になると思うし、私たち自身にも大いなる学びとなっている。もちろんレゾンクリエイトのお二人にも多大なサポートをいただいている。そして私自身も3冊目は最後までしっかりサポートしていくつもりだ。
書籍の制作のサポートをする度に思うのが、森田自身の「確固たる志」「クオリティを高めるためには妥協を許さないコミットメント」「常に手に取る読者の立場にたった想像力」。
学ぶことが多い。書籍にのせた思いが皆様に伝わるように。
最後に・・・
このように書籍の出版が可能なのは、この15年もの間私どもを支えてきてくださったお客様があってのこと。本当に感謝!感謝!感謝!でございます。私たちの志がお客様おひとりおひとりのお仕事に幸せな影響を与えられる価値のあるものとなるよう、これからもひとつひとつのお仕事をしっかりと進めていけるように精進いたします!
引き続きのご高配何卒よろしくお願いいたします。
(文責:野添 晃司)
2冊の書籍出版にあたって、森田さんをずっと支えられていた野添さん。書籍の内容はもちろん、森田さんの時間を確保するための業務の分担など多岐にわたるサポートでした。そんな野添さんへの森田さんからの感謝の気持ちは、『ビジネス インストラクショナルデザイン』の最後にも語られています。
関連記事
コラム
コラム
コラム
コラム
詳細検索
注目キーワード
ID(インストラクショナルデザイン)とは
【研修レポート】
人的資本経営推進に資する人財育成のあり方研修
~ビジネスインストラクショナルデザイン~
【コンサルティング事例】
Mission・Vision・Valueの策定サポート
―管理職向けワークショップの企画・運営―
【ワークプレイスラーニングを考える】
第5回 未来に向けてどんな人財を目指すか
【元教育部長ハヤカワの本音】
研修の現状分析によって、何が変わるでしょうか?
おすすめの記事