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サンライトヒューマンTDMC代表の森田 晃子です。
前回に引き続き、退屈になりがちな「Eラーニング」を、研修で上手に活用する方法を見ていきましょう。今回は、「Eラーニング」を研修後のアフターサポートで活用する方法も併せて紹介します。
前回の続きです。研修後のアフターサポートにおいても、Eラーニングは活用できます。例えば、SNSや社内イントラサイトを使えば、参加者が課題を提出したり、参加者同士が活動報告をして、励まし合ったりすることができます。
他の参加者の努力が見えれば、「自分も頑張らなきゃ!」と刺激を受けるもの。参加者のモチベーションの維持が可能になるのです。
Eラーニング3.0の世界では、「SNSなども含んでEラーニング」という発想になっています。皆さんが思っている以上に「Eラーニング」という定義はもっと広いものだと考えていただくと良いでしょう。
このように、最新の技術を活用し、しっかりと作り込み、活用方法をレクチャーすることにより、Eラーニングが網羅できる幅は広がっていくのです。
各学習目標評価については、以下の図表の下に行くほど難しくなります(態度は最も難しい)。人が介在しないと判定できないことが多いからです。
[図表]学習目標の種類と評価
「言語情報」はEラーニング上のテストで判定できますが、「知的技能」は正誤・多肢選択のテストにする場合、上手に選択肢を作らなくてはならず、評価をすることは非常に難しいです。また、記述式にすれば、採点に人手がかかります。同様に「運動技能(スキル)」の評価も難しく、「態度(マインド)」についてはさらに評価するのが難しいといえます。
ですから、集合研修で人が集まった際は、トレーニングゴールとして設定したことができているのかどうかの評価が重要になります。ワークショップ形式にすることで、ケーススタディに答えられたかどうか、考えを深めることができたかどうかを見極めながら、不十分であれば適宜フィードバックをしていきます。
人工知能の発達次第では、ロールプレイの動画を送って自動的に判定をするということが可能になる時代も到来するかもしれません。システムの発達により、少しずつ研修の方略も変わっていくことを覚えておいていただくとよいかもしれませんね。
◀◀魔法の人材教育【連載 第26回】企業内研修で「Eラーニング」を有効活用する方法①
魔法の人材教育【連載 第28回】研修の成果を左右する!?「優秀な講師」を選ぶポイント①▶▶
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